施工実績

施工実績

工事名 高須西地区急傾斜地崩壊対策工事(5工区)
発注機関 福岡県北九州県土事務所
施工場所 北九州市若松区高須西地区

福岡県における急傾斜地崩壊危険区域について

地域の安全と社会基盤を守るための重要な制度

福岡県における急傾斜地崩壊危険区域は、がけ崩れによる災害から人命や財産を守るために、極めて重要な役割を担う制度です。
急傾斜地は、平常時には大きな変化が見えにくい一方で、豪雨や地震、経年劣化などを契機として突発的に崩壊する危険性を内包しており、ひとたび災害が発生すれば、周辺の住宅地や道路、公共施設に深刻な被害を及ぼすおそれがあります。

このような背景のもと、急傾斜地崩壊危険区域は、傾斜度30度以上の急傾斜地であって、崩壊により人家、学校、病院、官公署その他の公共性の高い施設に危害が生じるおそれがある土地について、法令に基づき指定される区域です。
区域内では、無秩序な切土や掘削、立木の伐採、工作物の設置、水の浸透を助長する行為などが制限され、災害の未然防止が図られています。

この制度の本質は、単なる規制にとどまりません。
急傾斜地崩壊危険区域は、危険性を社会的に明確化するとともに、必要に応じて法枠工、擁壁工、アンカー工その他の崩壊防止工事を実施し、安全性の向上を図るための基盤でもあります。
すなわち、法的な行為制限と、現場に応じた技術的対策を一体として講じることで、地域の安全を支える制度といえます。

とりわけ福岡県は、都市部と山地が近接する地形条件を有する地域も多く、急傾斜地の管理と防災対策は、県土保全のうえで大きな意味を持っています。
近年は、豪雨の激甚化や自然条件の変化により、斜面防災に対する社会的要請も一層高まっており、急傾斜地崩壊危険区域の把握と適切な対応は、今後ますます重要になると考えられます。

株式会社ナルテックは、法面工事、防災工事、減災対策工事に携わる企業として、こうした制度の趣旨を深く理解し、地域の安全に資する施工を追求しております。
急傾斜地崩壊危険区域において求められるのは、単なる施工技術だけではなく、地形・地質・周辺環境を的確に見極めたうえで、長期的な安全性と維持管理性まで見据えた誠実なものづくりです。

今後も、福岡県の地域特性を踏まえながら、急傾斜地崩壊対策をはじめとする法面保護・補強技術の研鑽に努め、災害に強い社会基盤整備に貢献してまいります。
人々の暮らしを守り、地域の未来を支えること。
それこそが、法面工事に携わる私たちの使命であると考えています。